「自分でできるのに、またやってって言ってる…」
「こんなに甘えさせてていいのかな。将来、自立できない子になったらどうしよう」
「もしかして、わたし甘やかしすぎてる?」
そんなふうに、罪悪感を感じたことはありませんか?
わかります。こどもの「やって」「だっこして」「いっしょにいて」に、応えながらも、心のどこかで「これでよかったのかな」ってもやもやしてしまう。
でも、今日この記事を読み終わったあと、そのもやもやが少し晴れると思います。
なぜなら、甘えさせることと、甘やかすことは、まったく別のことだから。
「甘えさせる」とは何か
甘えさせるというのは、こどもが求めてくる気持ちに、応えてあげることです。
「だっこして」→ だっこしてあげる。
「いっしょに寝て」→ そばにいてあげる。
「できるけど、やって」→ やってあげる。
一見、「それって甘やかしじゃないの?」と思うかもしれません。
でも、これは甘やかしじゃないんです。
こどもが「だっこして」と言えるのは、「この人はわたしの気持ちに応えてくれる」という信頼感があるから。甘えるというのは、実は高度な行為なんです。信頼していない人には、甘えられません。
そして、たっぷり甘えることができたこどもは、心が満たされて、自分から動ける力が育ちます。
これは、発達心理学の研究でも、長年にわたって証明されていることです。甘えさせることは、自立の遠回りではなく、自立への近道なんです。
「甘やかす」とは何か
甘やかすというのは、こどもの「気持ち」ではなく「要求」をなんでも通してしまうことです。
「お菓子買って!」→ 泣くから毎回買う。
「保育園行かない!」→ 毎日休ませる。
「叩いたり、蹴ったりしてくる」→ そのままやらせる。
ここで大切なのは、こどもの要求すべてに応える必要はないということ。
「お菓子はご飯の前だから1つね」などと断るのは、親としての大切な役割です。
「今日は保育園に行く日だよ、あと2日行ったらお休みだからね」と伝えるのも、こどものためになることです。
甘やかしとは、こどもにとって必要な経験や学びを、つい通り過ぎてしまうこと、かなとわたしは思っています。
でも、毎日忙しくて余裕がない中でそうなってしまうことは、誰にでもあることです。
「甘やかしてしまったかな」と思った時、それ自体がもう、ちゃんとこどものことを考えている証拠だと思っています。
具体的に、どっちかわからないとき
「これは甘えさせていいの?甘やかしになるの?」と迷ったとき、こう考えてみてください。
「この子が今、求めているのは、モノ・行動ではなく、愛情や安心感ではないか?」
「自分でできるのに、やってと言ってくる」
これはほぼ間違いなく、甘えのサインです。スキルの問題じゃなくて、「そばにいてほしい」「わたしを見てほしい」という気持ちの表現です。
こういうときは、できる範囲で応えてあげてください。「やってあげるね」と言いながら靴を履かせてあげるその時間が、実はものすごく大切な時間なんです。
一方で、「泣けばなんでも通る」という状態が続いたり、誰かを叩いたりする事で要求が通ったりする場面が重なったりすると、こどもが必要な学びを得にくくなることもあります。
疲れた日や余裕のない日に「まあいっか」となってしまうのも、人間同士なのでもちろんあると思います。
できればお互いに気持ちの余裕がある時に、「今度は叩かないで、何が嫌だったか教えて欲しいな」など話ができるといいですね。
保育士として見てきたこと
15年間、たくさんのこどもたちと関わってきました。
家でたっぷり甘えている子は、保育園でも安定しています。
気持ちが満たされているから、お友だちにやさしくできる。
新しいことに挑戦できる。転んでも立ち上がれる。
でも、保育園でも甘えん坊な子もたくさんいます。
先生にべったりな子、抱っこをたくさん求める子。
それはその子の個性だったり、今その子が必要としているものだったりします。
なので「うちの子、保育園でも甘えん坊で…」と、それは心配しなくて大丈夫です。
「甘えさせる」は保育園でも、お家でもしていきましょう。
素直に甘えたい気持ちを表現できることは、とても大切な事だと思います!
まとめ|あなたが安心して甘えさせられる毎日に
「甘えさせる」と「甘やかす」、似ているようでまったく違うものです。
もし「甘やかしすぎたかな」と思った日があっても、それはちゃんと考えている証拠。それだけで十分です。
こどもが「だっこして」「いっしょにいて」と求めてきたら、できる範囲で応えてあげる。それで自立への大きな一歩になっています🌱
今日も、あなたの愛情がちゃんと伝わっていますように🌷







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